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過労死とは

 

過労死とはどういうものですか?

 

過労死とは、業務における荷重な負荷による脳血管疾患若しくは心臓疾患を原因とする死亡のことをいいます。

日本における過労死の件数などを知るには、厚生労働省が毎年発表する「過労死等の労災補償状況」が参考になります。
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_11975.html

これによると、過労死の労災請求件数は、平成27年度には、795件だったのが、令和元年度には、936件にまで増加しています。
これに対して、過労死が労災と認定された件数は、平成27年度には、251件だったのが、令和元年度には、216件に減少しています。

このように、過労死の労災請求件数は増加しているにもかかわらず、労災認定件数は減少しているため、労災認定を受けるのが難しい状況になってきているといえます。
そのため、過労死の労災請求をする際の弁護士のサポートの必要性が高まっているといえます。

1 過労死の労災認定基準

過労死の労災認定基準として、厚生労働省は、「脳心臓疾患及び虚血性心疾患等の認定基準」(平成13年12月12日付基発1063号)を公表しています。
https://www.mhlw.go.jp/new-info/kobetu/roudou/gyousei/rousai/dl/040325-11a.pdf

過労死が労災と認定されるためには、この認定基準に記載されている要件を満たす必要があります。
1つ目の要件は、対象疾病を発症したこと、2つ目の要件は、業務による過重負荷があったことです。

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